2015.09.01
妊婦さんのお腹の中で・・・
こんばんは
佑鍼灸院の美濃です
最近は毎週かならずどこかで開業に向けての打ち合わせがはいってるので
なんだか開業が近づいている感じで落ち着かないです
楽しみであり、、、緊張です
そして、同時に今勤務しているところでの退職も迫ってきてるので切ない感じです
最近逆子の患者さんがいらっしゃいまして、、、
なぜか通院してくれている患者さんがだれか一人逆子になると続けて一人、また一人と逆子の患者さんが増えて一人では終わらないという流れが起こります
今回もやはり一人でなく、二人診させてもらいました
逆子の鍼灸治療についてはまた書きますね
治療しながら
患者さんからこんな疑問が・・・
「羊水って尿なの?
赤ちゃんは尿飲んで大丈夫なの?」
意外とこの質問、、、本当にまれですが、患者さんに質問されます
羊水の役割としては
赤ちゃんと子宮の壁との間に空間ができるのでお母さんのお腹に何か当たったり転んだりするときに赤ちゃんを守る役目をしてくれています
ということで一つ目は クッションの役割 ですね
さらに、羊水の中で赤ちゃんは運動しながら骨格や筋肉を発達させていきます。ちなみに肺の機能も育てています。
羊水というプールの中でトレーニングをしているという状態です。
それが胎動としてだんだん赤ちゃんが大きくなることで分かるようになってきます。
二つ目は トレーニング場 の役割ですね
そして羊水についてですが
妊娠16週までは卵膜や胎盤から分泌されるものですが、
だんだん胎児の尿から由来するものが増えてきます。
18週以降は羊水の80%が赤ちゃんの尿由来のもの、20%が卵膜、胎盤からの分泌でできています。
ここで先ほどの患者さんの質問!
尿を飲んで大丈夫なの?
羊水には成長因子が含まれています。
羊水の役割にありましたが、肺の機能を育んでいる理由は赤ちゃんは羊水を肺・腸にとりこんで尿として出して・・・と生まれてからの肺呼吸・栄養を吸収する準備・練習をしています。
飲んだ羊水は体の中で吸収され取り込まれ尿となって出ていきます。
しかし!
胎児の時の尿は生後の赤ちゃんの尿と違い、老廃物は含まれていません。
赤ちゃんの老廃物は臍帯を通じてお母さんから排出されます。
なので尿といってもきれいなもので羊水は常に新しく作られ吸収され、作られ・・・と循環しています。
心配される大丈夫なの?については
羊水混濁を心配される方がいますが、これは胎児が便を出すことで起こって、便を赤ちゃんが誤って飲んでしまうと危険ですが、赤ちゃんの心拍数に異常がなければ問題ない場合がほとんどですので大丈夫です。
ちなみにこの二人とも無事逆子も直りまして、今のところ問題なければ経膣分娩の予定になりました
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